(2020/12/22 事情により一部記載を修正しました)
2020/12/20に実施されたクリスペのステークホルダ総会において一つの重大な発表がされました。
それは、クリスペのカードがコインチェックのNFTマーケットで売買できるようになる可能性があるということです。
登録ユーザ200万人を誇るコインチェックでクリスペカードの売買が可能となることの意味とは?この流れはクリスペ以外にも続くのか?
現在の発表内容から考察していきたいと思います。
コインチェックのNFTマーケットとは
NFTマーケットプレイスとは?
コインチェックが提供するNFTマーケットは、その名の通りNFTをユーザ間で売買することができるマーケットプレイスです。Openseaやmiimeといった既存のNFTマーケットプレイスとイメージは近いでしょう。ただし、提供するNFTタイトルはある程度絞られた状態から始まるようです。
ちなみにコインチェックの他にはGOBASEでNFTマーケットの開発が進んでいます。
以下はGOBASEが提供するNFTマーケットのイメージです。画面構成は違うと思いますが、「タイトルごとにカテゴライズ」「アイテム単位で出品」というところはイメージが近いと予想しています。
コインチェックのNFTマーケットプレイスの公開情報まとめ
では、コインチェックのNFTマーケットプレイスはどのような特徴を持つのでしょうか?
コインチェックから2020/8/27に発出されているプレスリリースの情報と合わせて紹介します。
現時点で私が掴んでいる情報を下記の通り。(2021/2/1時点)
- NFTマーケットプレイスはコインチェック上に展開されるため、既存の200万人を超えるコインチェック登録ユーザが利用可能となる
- 暗号資産の口座から簡単に決済ができる
- 出品・購入時のガス代が不要
- NFTウォレットに秘密鍵管理が不要
- 2020年度内のサービス開始を目指している
- 提携企業を募集中
- ENJINと提携しており「マインクラフト」のNFTを取り扱う予定
- The SANDBOXと提携しており「The SANDBOX」のNFTを取り扱う予定
- CryptoGamesと提携しており「クリスペ」のNFTを取り扱う予定
- FCバルセロナやACミランなどの有名サッカークラブとグローバルパートナーシップを締結するChilizと連携を開始 ←New
【外部リンク】参考記事:ブロックチェーン技術を用いたデジタルアセット「NFT」を暗号資産と交換できる業界初の「NFTマーケットプレイス」立ち上げについて
【外部リンク】参考記事:Coincheck、NFTマーケットプレイス事業において日本最大級のBCG「CryptoSpells」と連携を開始
注目すべきポイントは赤線でラインを引きました。順番に見ていきましょう。
既存の200万人を超える登録ユーザが利用可能
コインチェックは暗号資産を持っている日本人の多くが登録している取引所で、登録ユーザ数は225万人を超えるとのこと。
では、現在国内でブロックチェーンゲームに積極的に投資をしている人が1000人にも満たないと思われる現状で、そもそも暗号資産に拒否反応を示さない225万人(コインチェックアプリDL数でいうと326万)の目に触れるとしたらどのようなことが起きるでしょうか?
新しいもの好きの投資家の一部はNFTマーケットに並んだアイテムを買おうとするのではないでしょうか?
先日提携が発表されたクリスペを例にして少しお話しします。
注)ここからはポジトークなので話半分に聞いてください!
例えば、コインチェックを利用する投資家のうち1%がNFTマーケットに並んでいるクリスペのカードを見て「カードゲームおもしろそう!」とクリスペのことを調べたとします。
そして検索した投資家のうちのさらに1%をNFTを購入すると、その人数は以下の通り。
200万人×1%×1% = 200万人×0.01% = 200人
体感ですが、クリスペでNFTを保持しているアクティブユーザ数はおおよそ200人前後と思われるため、単純計算でクリスペ投資家が2倍に増えることになります。(主観による大雑把な仮説が多分に混じった推測ですが)
従って、コインチェックを利用する全投資家のうちの0.01%*がNFTマーケットでNFTを購入するだけでクリスペは大きく盛り上がるのではないでしょうか?
*数字に根拠はありません
クリスペだけではなく、これから国内BCGが次々にコインチェックのNFTマーケットと提携していくのは既定路線ではないかと予想しています。
NFTマーケットでガス代が不要
コインチェックのNFTマーケットにおいてはガス代が不要とのこと。
今までどれだけガス代に苦しめられてきたことか…
最高です。
2020年度内にサービス開始を目指している
目標サービス開始日が2020年度内ということは2021/3/31まで。
こういうのはそんなに前倒しされないのが相場なので、やはりオープンは2021年3月が濃厚じゃないですかね。意外とすぐです。
この先のメディアにおけるビットコインの盛り上がり次第では新規口座開設までに時間がかかるかもしれないので、ブロックチェーンゲーマーであれば早めにアカウントだけでも作っておきましょう。
クリスペのNFTを取り扱う予定
国産BCGでいち早くコインチェックとの提携が発表されたのは、カードゲームのクリスペです。
実はクリスペは2019年にもコインチェックとのコラボを実施しており、既に繋がりがありました。
(2020/12/22 諸事情により記載内容を修正しました)
そして本記事の重要ポイントとなりますが、コインチェックのNFTマーケットで以下2点が実現する可能性があります。
・クリスペのNFTカードの売買
・クリスペ運営がNFTカードを販売
現時点で確定しているのは「コインチェックとクリスペが提携する」という内容ですが、クリスペのカードがコインチェックユーザである投資家達の目に触れると考えるだけで興奮しちゃいますね。
今後のNFTマーケットプレイスの動き
ここからはさらに予測が混じります。
過去のキャンペーン履歴から見えてくることがひとつあります。それは、マイクリとの提携です。
個人的な感覚ではマイクリより先にクリスペが提携を発表したことに驚きました。なぜならマイクリは常に国内BCGを牽引してきた存在だからです。
そして、実はコインチェックとのコラボを先に実現したのもマイクリでした。
こちらのキャンペーンでは、マイクリのコラボでは応募者全員に「サトシ・ナカモト」のUncommon、そして抽選30人に「サトシ・ナカモト」のEpicが配布されました。
余談ですが、確かこのEpicヒーローは2~3万円相当で取引がされているほどの価値があり、抽選に外れて山手線のホームでめちゃめちゃ悔しがった記憶があります。当時倍率はだいぶ低かったんですよね。
話しを戻します。
コインチェックのNFTマーケットはブロックチェーンゲームの取り扱いもしていくことがEnjinやクリスペとの提携で明らかになっているため、マイクリとの提携が発表されるのも時間の問題だと考えることができます。
NFTマーケットのオープンに合わせてイベントは起きるのか?
ここまで、コインチェックがNFTマーケットプレイスをオープンすることがブロックチェーンゲーマーにもたらすインパクトを推測とともに紹介してきました。
コインチェックは販売所形式であることから、頻繁に仮想通貨を売買する人にとって手数料面で敬遠していた人もいるかもしれません。
しかし、今後はNFTマーケットプレイスを利用するためにアカウントが必要という世界となってくるため、もし仮想通貨の売買をしないとしても口座開設だけは済ませておいた方が無難かもしれません。
おそらくコインチェックはこのNFTマーケットプレイスに相当な力を入れているため、様々なスタートダッシュキャンペーンを打ってくる可能性も無くはないでしょう。
【2020年度内にオープン予定】という公式アナウンスから逆算して、はやめに口座開設をしておきたいですね。
コインチェックの登録方法はこちらの記事で画像を用いてわかりやすく解説しているので是非参考にしてください。
クリスペをこれから始めるかたはこちらから。
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